家庭用ゲーム機のダウンロード版だと泣き寝入りするしかありませんでしたが、Steamは条件さえ満たせば返金してくれます。
ただしあくまでユーザー保護のためのサービスですので、返金リクエストのやりすぎは危険です。
この記事では以下の内容を画像つきで具体的に解説していきます。
Steamで遊べる低スペックなおすすめゲームを紹介しているので、そちらも参考にしてください。
Steamでは購入後に返金リクエストが可能
- 遊ばなかった・つまらなかったゲームを返金できる
- ただしSteam返金には一定の条件がある
- 遊びまくったゲームは基本的に返金ができない
期待の新作でも、遊んでみたら自分には合わなかったという経験はあるでしょう。
パッケージ版ならお店に売ったりすれば、多少はお金が返ってきますが、ダウンロード版だとそうはいきません。
Steamでは2つの条件を満たしていれば、全額返金に応じてくれます。
条件1:購入から2週間以内
「ゲームを購入してから2週間以内」であることが1つ目の条件です。
返金期間が決まっている以上、買ったゲームは積んだりせずに、すぐにプレイした方が得でしょう。
また例外としてSteamで予約購入したゲームは発売されるまではいつでも返金に応じてくれます。
条件2:プレイ時間が2時間未満
2つ目の条件は「プレイ時間が2時間未満」です。
Steamはインディーゲームを配信しやすい仕様なので、中には数分で合わないと感じてしまうゲームもあります。
2時間以上遊べるなら楽しいところもあるでしょうから、妥当な時間でしょう。
もちろんルール外なので正当な理由がある時に限りますが、試しにリクエストしてみてもいいでしょう。
返金はSteamウォレット、もしくは元の支払方法に返金される
Steam公式 Steam返金より引用
- コンビニ
- 銀行振込(日本)
- ペイジー
- WebMoney
- Steamプリペイドカード
- NetCash
- nanacoギフト
- キオスク
返金リクエストが通れば、使った代金が全額返金されますが、一部元の支払い方法に返ってこないケースがあります。
上記の購入方法でゲームを買った場合は、Steamウォレットに返金されます。
またクレジットカードへの返金だと手続きに手間がかかるため、Steamウォレットより対応に時間がかかります。
購入した直後にセール販売された場合も返金リクエストができる
Steamでは定期的にセールが行われているので、時には買ったばかりのゲームが50%オフになることもあります。
損をした気持ちになりますが、条件を満たしていれば「今のほうが安く買える」という理由でも返金リクエストが可能です。
上記の画像のように正当な理由としてSteamが用意しているので、気兼ねなく申請できます。
既に数時間以上遊んでいても返金リクエストはできますが、条件を満たしていないので通る可能性は低いでしょう。
ただプレイ時間が2時間を越えていても受理される場合もあるようなので、リクエストを頻繁に送っていなければダメ元でやってみるのも1つの手です。
Steamで返金リクエストをするやり方を解説【画像つき】
この項目ではSteamの返金方法を画像つきで解説していきます。
リクエストはSteamのサポートページで完結しますので、スタッフと直接交渉するようなことはありません。
実際にやってみれば5分もかからずに終わります。
まずはSteamのトップページを開いて、「サポート」のページを開きます。
赤枠で囲ってある部分です。
Steamのサポートページを開くと、最近遊んだゲームが4つ表示されています。
今回はこの中から警察シミュレータを選択して、返金をリクエストします。
最近の製品に返金対象がない時は、「ゲーム、ソフトウェア等」をクリックしてください。
サポートして欲しい内容を選択します。
以下から選びますが、ゲームによって表示されない項目もあります。
- 思っていたのと違いました
- DLCやボーナスコンテンツが見つかりません
- 間違えて購入しました
- 店頭購入のCDキーの問題
- ゲームプレイまたは技術的な問題
- アカウントから永久に削除したいです
返金リクエストにあたるのは「思っていたのと違いました」と「間違えて購入しました」です。
「アカウントから永久に削除したいです」も似た文ですが、返金リクエストではありませんので注意してください。
下の「返品をリクエストしたい」を選択します
「返金理由を選択してください」と表示されるので、下記から適切な理由を選択しましょう。
- 間違えて購入しました
- 起動しません
- ゲーム内の内容がトレーラーやスクリーンショットと違います
- 自分のコンピューターが最低要件を満たしていません
- マルチプレイヤーが遊べません
- ゲームの難易度が高すぎます
- 面白くありません
- ファミリーシェアリングの問題
- 頻繁にクラッシュします
- フレームレートが低すぎます
- どれにも該当しない問題
身も蓋もない理由ですが、今回は「面白くありません」を選択しました。
理由を選択すると「注記」が表示されます。任意ですので書かなくても問題ありません。
もし「プレイ時間2時間未満」か「購入から2週間以内」のどちらかを満たしていない状態で申請する場合は、理由をしっかり書いた方がいいでしょう。
ルールからは外れていますが、Steam側の判断によっては受理される可能性もあります。
理由を選んだら、「リクエストを提出」をクリックして、返金リクエストを送信します。
返金リクエストが提出されるとゲームタイトルの上にテキストが表示されます。
またこの時点なら、返金リクエストを取り消すことも可能です。
登録しているメールアドレスに返金リクエストを受け付けたというメールが届きます。
あとは審査が終わるのを待つだけです。
しばらく待つと返金を行ったという内容のメールが届きます。
今回はSteamウォレットで買ったゲームでしたので約1時間で返金が行われました。
クレジットカードだともう少しかかるようですが、かなり早いです。
返金されたSteamウォレットは「保留中」と表示され、7日以内に使用できるようになります。
保留中は2日後には解除されていました。早ければ翌日には使えるようになりそうです。
【注意】Steamで返金をやりすぎるとアカウントに警告が来る
Steamの返金リクエストはユーザーに寄り添ったサービスですが、過度に多用しない方が良いでしょう。
返金リクエストについて、Steamは以下のように注意を促しています。
濫用
返金は、Steamでのご購入からリスクを取り除く為に設計されており、ゲームを無料で試すためのシステムではありません。返金システムを濫用していると弊社が判断した場合、 返品リクエストにお応えできない場合があります。セール前に購入された製品を返品し、直後にセール価格で再度購入することを濫用とはみなしません。
Steam公式 Steam返金より引用
ユーザーの負担を軽減するのが目的なので、あまりにも返金リクエストが多いとSteam側も警戒せざるを得ないのでしょう。
やりすぎてしまうとSteamから警告メールが届くことはユーザーにも周知されています。
ユーザーの意図はどうあれ、Steam側からどのように見られるか次第です。
筆者も他人事ではありません。この記事で返金したゲームは怖いもの見たさで買ったので、Steamが本来想定している利用法ではないでしょう。
今回は初めてでしたので警告はありませんでしたが、やりすぎれば疑いの目を向けられるのは間違いありません。
警告は徐々に厳しくなり、最悪の場合はアカウント凍結もありえますので、乱用は控えましょう。
Steamウォレットに返金されない・返金できない条件とは?
Steamの返金リクエストは、緩い理由でも申請できて便利なシステムです。
しかし返金されないケースもありますので、この項目で幾つか紹介していきます。
- プレイ時間が2時間未満なのに返金できなかった
-
買ってから2週間以上経っていませんか?
返金申請が通るのは購入から「2週間以内」プレイ時間が「2時間未満」の場合です。
基本的にはどちらも満たしていなければ通らないと考えましょう。
- 条件は満たしているのに返金リクエストが通らなかった
-
Steamの外で買ったCDキーを買いませんでしたか?
返金リクエストはSteam内で買ったゲームでしかできません。
外部でキーを買った場合は、返金は不可能です。
- 何回か返金リクエストをしたら、申請が通らなくなった
-
返金システムの濫用は控えましょう。
本来はユーザーを保護するための補助的なシステムです。
やりすぎるとSteamに警戒されて、警告メールが届きます。
悪用していると判断されるとアカウント凍結もありえるので、多用は禁物です。
Steam返金のやり方・注意点まとめ
家庭用ゲーム機と違ってPCの性能はそれぞれ異なり、ゲームも必須要件が違うので最悪動作しない場合もあります。
加えてダウンロード版だと、パッケージ版と違って売ることもできないのが厄介です。
ユーザーの負担を軽減するシステムとして、Steamの返金リクエストはとてもよく考えられています。
ただ悪用と誤解される可能性があるので、短期間で何度も返金を申請するのは避けた方がいいです。
もう一度記事の内容を振り返る場合は下記のリンクからジャンプしてください。