本腰を入れてPCゲームを遊ぼうとしても、「グラボが高すぎて買えない!」と困っている方は大勢いるはずです。
グラボ高騰には以下のような理由がありますが、10月現在ではピーク時よりもグラボの高騰が抑えられており、今は買い時と言えるタイミングです。
この記事ではグラボ高騰の理由について、グラボ高騰はいつまで続くのか?という疑問を1つ1つ解決していきます。
グラボを手に入れるためのおすすめの方法についても解説しているので、グラボが高すぎて買えない方は必見です。
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グラボが高騰した理由はいくつもの原因が重なったせい
グラフィックボードが高騰したのは1つの原因だけではなく、様々な要因が絡み合った結果の事態です。
- 世界的な物価の上昇・円安のため
- 世界的な半導体不足(やや解決に向かっている)
- コロナウイルスの影響
- 仮想通貨ブームによるマイニング需要(マイニング規制により解決済)
- 転売需要(マイニング需要低下により解決済)
以下の項目から1つ1つについて解説していくので、グラボの現状について知りたい方は要チェックです。
世界的な物価の上昇・円安のため
2023年10月段階で最も大きい要因が「世界的な物価の上昇」「円安のため」となっています。
グラボの高騰もその影響を強く受けており、新製品の価格は年々ベースアップしています。
そもそもグラボは輸入品であるため、ドル高・円安の現状では1ドル100円台だった4,5年前と大きく情勢が異なっています。
現在は「グラボが値下がりしている状況」ではありますが、それでも3年前ほどのような価格ではもう買えません。
「PS5の値上げ」も記憶に新しいかと思いますが、こちらもSONYによると世界的な経済情勢を加味した値上げだと発表されています。
世界的な半導体不足
- 近年の技術革新による需要増加(5G技術・電気自動車・など)
- コロナウイルスの影響による製造と物流の鈍化
- アメリカの中国に対する経済制裁
グラフィックボードに限らず、世界的に「半導体」自体が不足しており、どんな業界でも供給が追いつかない状態となっていまいました。
半導体がなければ電気的に制御するあらゆる製品が作れないため、グラフィックボードのみならず家電・車メーカーなども大打撃を受けています。
半導体とは?
名前の通り、電気を通す「導体」と電気を通さない「絶縁体」の中間の性質を持つ物体です。
IT分野においてはほとんど「集積回路」を指し、あらゆる電子機器に必要となります。
半導体不足の主な要因としてはコロナウイルスの影響により、世界的に物流・製造業にダメージがあったためです。
グラボ界隈では2021年6月にはNVIDIAのCEOから「半導体不足が品薄の直接的な原因とはなっていない」と発言があり、さほど大きなダメージは受けていないことがわかります。
CPUやメモリについては半導体不足の影響を受けているため、ゲーミングPCというくくりで考えると影響が無いわけではありません(ただしSSD・HDDのストレージ分野はダメージを受けていない)。
仮想通貨ブームによるマイニング需要の増加(解決済)
ビットコインの高騰によって仮想通貨ブームが起き、マイニングの需要が一気に高まりました。
マイニングには高い性能をもったグラフィックボードが必要になるため、ゲーム用のグラボすらマイニング目当てに買い占めされてしまっているという現状があります。
2021年2月にはグラボメーカーのNVIDIAが「ゲーム用GPUはマイニング性能に規制をかける」と正式に発表しており、NVIDIA製のGeForceシリーズはあくまでもゲーム用だと強く強調しました。
2021年5月には最新世代のグラボ全てにマイニング性能の規制がかかったため、最新のモデルについてはマイニングによる影響をあまり受けていません。
2022年4月からは仮想通貨自体の大幅な暴落によってマイニング需要が低下し、マイニングにおける影響はわずかしか受けていないと見て良いでしょう。
マイニングとは?
グラフィックボードの性能を使って仮想通貨の取引に際する複雑な処理を引き受けることで、そのかわりに新規に発行された仮想通貨を得ること。
「転売ヤー」が増加してしまったため(解決済)
ネットショップやオークションなどでは「転売ヤー」が幅を利かせていたため、一部のサイトや店舗ではそもそもグラフィックボードの在庫すらないような異常事態が発生していました。
マイニング需要の増加と共に転売需要も増加し、一般的なゲーマーでは手出しできないようなグラボもマイナー(マイニングをする人のこと)は買ってしまうという状態でした。
- マイナー:仮想通貨で回収できるので値上がりのダメージは軽減できる
- 転売ヤー:値段が上がれば上がるほど得をする
- ゲーマー:値段が上がれば上がるほど損をする
筆者も使わなくなった「GTX1060 3GB」を2020年末にドスパラへ下取りへ出した際、なんと2万4,000円で売却できました。
2016年に発売されたモデルかつ購入時の金額は3万1,400円だったことから考えると如何に相場が吊り上がっていたのかが分かります。
NVIDIAがマイニング性能に規制を実施した2021年夏頃からは在庫も回復傾向にあり、店頭でも見かけるようにはなっています。
2023年10月現在では転売ヤーによる影響はかなり小さいと考えて良いでしょう。
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【2021年2月~現在まで】グラボの価格推移をグラフで見てみよう
『GeForce GTX 1660 SUPER』の2021年における価格推移
- 高騰前は3万円程度で購入できた
- 2021年3月ごろから急激に価格が高騰
- 最安値でも7万5千円ほどまで暴騰してしまった
2019年11月9日に発売された『GeForce GTX 1660 SUPER』の2021年における価格推移が上記の通りです。
価格高騰前と比較して2.5倍近くの値段で取引されており、明らかにグラボが高騰していると分かります。
2年前以上にリリースされたモデルですら購入されているので、新品ともなれば入荷次第即完売というケースも珍しくはありません。
マイニングに関しては過去のモデルなら問題なく利用できてしまうため、1世代前のRTX20シリーズの値上がりが激しい傾向にあります。
『GeForce RTX 3060』の2021~2022年における価格推移
- 高騰のピークは7万円以上になっていた
- 2022年11月は最安値を更新し、42,980円で購入できた
- グラボ高騰の影響が薄まっていることがわかる
一方でマイニングに利用ができないRTX 3060のモデルについては、どんどん値下がりしています。
2023年10月段階でも価格は落ち着いており、十分に買い時と言える時期だとわかります。
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グラボの高騰はいつまで続くのか?適正価格にはいつ戻るのか?
グラボメーカーのNVIDIAによる最新モデルのマイニング対策のおかげか価格高騰は穏やかになっていますが、10月現在でもグラボの高騰が収まる気配はありません。
1世代前のRTX20シリーズの市場価格が高騰しているため、「グラフィックボード」という製品そのものの適正価格が引き上げられているためです。
メーカーや小売も最新のグラボを1世代前のグラボより安く売るようなことはないので、最新モデルなら現状が適正価格と考えるべきです。
- 高騰し続けているならどのタイミングが買い時?
-
安くなるまで待つという選択肢が難しかったのですが、現在はグラボ高騰からどんどん値下がりしています。
今が買い時という見方ができますが、欲しい時が一番のタイミングと言えるでしょう。
- 安く手に入れるために中古グラボは買ってもいいの?
-
使われたグラボがマイニングによって消耗している可能性があるので、あまりおすすめしません。
とくにフリマアプリ・オークションアプリでの購入は厳禁です。 - 新品のグラボはどこで買うべき?
-
BTOショップの店舗・ネット販売がおすすめです。仕入れのパイプが強いので在庫が確保されています。
BTOパソコンショップで最新グラボ搭載ゲーミングPCを狙おう
実はグラフィックボード単体で購入すると高くつきますが、パーツが一式揃ったゲーミングPCを購入するほうがグラボあたりの価格は下がるという現象が起きています。
特に「BTOパソコンショップ」は最初からゲーミングPCとして発売するためにグラボを確保しているため、高騰の影響が軽減されている状況です。
なおかつマイニング性能に規制がかかった最新のRTXシリーズなら比較的価格も安定しているので、手を出すべきモデルはRTXシリーズ搭載PCとなっています。
BTOショップの「ドスパラ」なら取り扱っているモデルが多いため、目当てのグラボを搭載しているゲーミングPCが見つかります。
RTX3060搭載のおすすめゲーミングPC
GALLERIA XA7C-R36
「RTX3060」が最新世代グラフィックボードのエントリーモデルとなっており、価格は比較的控えめです。
性能としては『Apex Legends』のようなバトロワゲームでも144fpsを安定して遊べるほどの性能があるので、最新ゲームで困ることはまずありません。
>>公式サイトで『GALLERIA XA7C-R36』の詳細を見る
RTX3070搭載のおすすめゲーミングPC
GALLERIA XA7C-R37
「RTX3070」が最新世代グラフィックボードのミドルクラスモデルとなっており、価格に対するコスパが優れています。
人気の高いグラフィックボードなのでモデルの入れ替わりも激しく、買い時を逃すと値上がりしてしまう可能性があるので注意してください。
最新ゲームを3年間はハイパフォーマンスで遊べるほどの性能があり、長持ちするゲーミングPCを欲しい方にもおすすめです。
>>公式サイトで『GALLERIA RM7C-R37』の詳細を見る
RTX4080搭載のおすすめゲーミングPC
GALLERIA XA7C-R48
「RTX4080」が最新世代グラフィックボードのハイクラスモデルとなっており、価格はかなり高めとなっています。
価格こそ高いものの、「シューター系ゲームを240fpsで楽しみたい」「VRゲームを高画質で遊びたい」などの非常に高いスペックを要求するプレイ体験を叶えてくれます。
PCゲームにおいて困ることは一切無くなるので、マルチかつ高級な遊び方を追求したい方におすすめです。
>>公式サイトで『GALLERIA XA7C-R48』の詳細を見る
グラボ高騰の理由・主な原因まとめ
グラボ高騰の原因はマイニング需要が最大の要因ですが、ほかにも様々な要因が絡んでいる現状です。
とくに市場価格が一度吊り上がってしまった以上はなかなか戻るというのは考えづらく、最新のグラボも吊り上がっている市場価格をベースとして値上がりしています。
狙い目としてはBTOパソコンショップのセールやキャンペーンを利用し、なるべく安く手に入れるのが賢い買い方です。
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