『ストリートファイター6』を遊ぶにあたり、コントローラーは操作精度に直接関わります。
格闘ゲームといえばアケコンが必須と考える人もいますが、海外では「EndingWalker」「MenaRD」選手を筆頭とした若いプロプレイヤーがパッドを使って結果を出すケースは何ら珍しくありません。
さらにスト6ではモダン操作というパッド向けの操作方法が追加されており、よりパッド操作向きの環境が整えられています。
この記事では以下の内容について解説しているため、気になるところからチェックしてみてください。
以下の記事でアケコンのおすすめモデル・レバーレスコントローラーのおすすめモデルを紹介しているので、デバイス選びに悩んでいる方は合わせてチェックしてください。
スト6におすすめなゲームパッド(コントローラー)7選
- 11ボタンで細かく設定したいなら → DualSense Edge
- カスタムを追求&前面6ボタンモデルなら → Victrix Pro BFG
- 前面6ボタンで安いモデルなら → ホリ ファイティングコマンダー
- 十字キーの性能重視&背面ボタン搭載 → Razer Wolverine V2 Chroma
- 信頼性と拡張性を重視するなら → DUALSHOCK4
- PCで使える手頃なパッド → ロジクール F310r
- かわいいデザインで選びたいなら → AceGamer ピンクモデル
スト6を快適に遊べるおすすめパッド・コントローラーを7点紹介します。
格闘ゲームでは、連射機能や振動機能などは重視されず、アナログスティックの反応やボタンの反応・配置が重視されます。
無線だと操作に遅延が生まれる場合があり、価格も高くなってしまうため有線のパッドが主流となっています。
おすすめモデルの選定基準は?
- 使用者が多く、レビューで製品についての補足が述べられている
- Amazonですぐに購入が可能
- レビューの内容や評価から、価格と性能のバランスが良いと判断できたモデル
当サイトでは、実際に使用者が多いと判断できたコントローラーを紹介しています。
全てAmazonから購入できるため、気になったモデルがあった場合はすぐに試してみる事が可能です。
安価ではあるもののレビューがあまりにも少ないといったモデルは避け、信頼性が高くサクラレビューが無いモデルから選定しています。
11ボタン&アケコンのようなスティック設定で最適化可能「DualSense Edge」
- スティックの感度やデッドゾーンを調整可能
- スティックや背面ボタンの形状を数種類から交換できる
- スティックを破損した場合、簡単にスティックだけ交換できる
- 価格が高い
「DualSense Edge」はキーコンフィグも、コントローラーそのものも自分好みのカスタムができるパッドです。
交換可能なスティックキャップや背面ボタンで操作性を自分好みにカスタマイズできます。
スティック感度やトリガーの反応の深さを細かく調節し、自分自身が操作しやすいように調整できます。
感度設定を変更しデッドゾーンを大きくすると、アケコンのレバーのように8方向制御でのスティック操作も可能です。
操作性を細かく調整できるため、既存のパッドが合わなかった人や手に馴染む快適な操作を追い求めたい人におすすめです。
カスタム性を追求する&指を傷めない十字キーなら「Victrix Pro BFG」
- ボタン・スティック・キーをフルカスタム可能
- 背面ボタン多数搭載で全ボタンに指が触れる環境を作れる
- 前面の右側を4ボタンと6ボタンに変更可能
- 価格が高い
- ボタンのクリック感が強いので好みが分かれる
PC・PS5で使えるコントローラーの中でもカスタム性を重視するなら「Victrix Pro BFG」がおすすめです。
前面を6ボタンや4ボタン+スティックに変更できるため、モダン・クラシックの使い分けが可能な点で他のパッドよりも優れています。
さらに十字キーの形状を十字ではなく四角形に変更することで、指へかかる負担を大幅に和らげてくれます。
背面パッドも搭載しているため、すべての行動可能なアクションを割り振り、直感的に操作するスタイルも可能です。
カスタム性を重視する方、6ボタンパッドを使いたい方に特におすすめのゲームパッドです。
前面6ボタンでアケコンのように操作可能「ホリ ファイティングコマンダー」
- 6ボタンのため、ストリートファイターに向いている
- 方向キーの入力感度やボタンの割り当てを変更できる
- 軽量かつ持ちやすいサイズ
- 右スティックがなく、格闘ゲーム以外には不向き
「ホリ ファイティングコマンダー」は、6ボタンのレイアウトを採用したパッドです。
ストリートファイターシリーズは弱中強の3種類×パンチキックの2種類で6つのボタンで操作するため、4ボタンではボタン数が足りません。
「ホリ ファイティングコマンダー」なら6つのボタンがあるため、自然なボタン配置でスト6を遊べます。
格闘ゲームだけで使うパッドが欲しい人や、モダン操作ではなく6ボタンのクラシック操作で遊びたい人におすすめです。
代替モデルとして「Fighting Commander OCTA for Xbox Series X|S」があり、こちらはPS4/PS5では利用できませんがPC版・Xbox版で利用できるので検討してみてください。
十字キーの性能にこだわって選ぶなら「Razer Wolverine V2 Chroma」
- 高い反応速度で快適操作
- トリガーに2つ、背面に4つ追加ボタンがある
- スティックの交換が可能&自分好みに変更可能
- 高性能なぶんだけ高価格になっている
「Razer Wolverine V2 Chroma」は、合計6つの追加ボタンと応答性に優れたボタンが格闘ゲームに適しているゲームパッドです。
背面に4ボタン、トリガーに2ボタン追加のボタンがあり、同時押しを設定で割り当てると通常のゲームパッドより快適かつ確実な入力が可能になります。
メカタクタイルアクションボタンという独自の仕組みにより、ボタンの反応速度が早いパッドとなっています。
合わせて十字キーの性能が非常に優れており、8方向対応カスタムでコマンドが漏れにくい点からスティックより十字キーで操作派のプレイヤーにおすすめな高級モデルです。
最も安定したコントローラーかつ拡張性で選ぶなら「DUALSHOCK4」
- 純正品のため、信頼性が高い
- 拡張パーツも多数発売
- 有線でも無線でも使用可能
- アタッチメントを追加しないと特段飛び抜けた点がない
PS4のコントローラーである「DUALSHOCK4」は、純正品で信頼でき、かつ拡張パーツが多く発売されているパッドです。
純正品のため、安心・安全・高品質なパッドとなっています。
アタッチメントを拡充すると、よりスト6・格闘ゲームに最適化が可能です。
多くの拡張パーツが発売されており、背面ボタンアタッチメントを装着すると指に触れ続ける操作方法が増えるのでおすすめです。
十字キーで斜め入力がし辛い、指が痛くなってしまう場合は方向キーカバーの併用も快適に操作ができます。
低価格だが十字キーにこだわるなら「ロジクール F310r」
- 十字キーがスティックのように操作可能
- ゲームパッドの中でも安価
- 「DirectInput」と「XInput」両方の入力規格に対応
- 背面ボタンなどの追加パーツはない
- 作りが価格相応なので握りにくい
「ロジクール F310r」は十字キーがスティックのように操作できるパッドです。
格闘ゲームで必要な斜め入力やコマンド入力がスムーズにでき、操作性が向上します。
PS4純正コントローラーの「DUALSHOCK4」などは十字キーで指が痛くなるという意見もありますが、こちらのモデルなら安心です。
価格も安く、格闘ゲーム以外でも使いやすいためゲームパッドを買うのが初めての人にもお手頃です。
PCで使うお手頃な価格のゲームパッドを探しているなら「ロジクール F310r」をおすすめします。
かわいいデザインから選びたいなら「AceGamer ピンクモデル」
- かわいいコントローラーから選びたい方におすすめ
- PS4純正コントローラー(DUALSHOCK4)と似た使いやすさ
- 背面ボタンなどの追加パーツはない
- 作りが価格相応
デザイン重視でコントローラー・パッドを選びたい方におすすめのモデルです。
PS4純正コントローラーの「DUALSHOCK4」に似た持ち心地とグリップに滑り止めがついているため、手汗をかきやすい方も安心して使えます。
価格も安く、格闘ゲーム以外でも使いやすいためゲームパッドを買うのが初めての人にもお手頃です。
デザインから選びたい場合は、純正コントローラーにカバーをつけるタイプのアイテムもおすすめです。
コントローラー本体の汚れ防止にもなり、ステイックキャップをつけることによってステイックの高さが上がってより精密な入力ができる効果も期待できます。
スト6におすすめなパッド(コントローラー)の選び方
- スティックやボタンの反応速度は重要
- 追加ボタンがあれば、ボタンの同時押しを設定すると簡単に同時押し可能
- ゲームによっては通常の4ボタンではなく6ボタンのパッドがおすすめ
スト6でパッド(コントローラー)を使用する場合は、操作性や反応速度が重要です。
また、追加ボタンがあると同時押しをワンボタンで行えるため、入力ミスを減らせます。
クラシックで遊ぶのか、モダンで遊ぶのかなど、プレイスタイルを考えてゲームパットを選ぶようにしましょう。
右側は4ボタン or 6ボタン式があるので操作方法に合わせて選ぶ
格闘ゲーム用のパッドには、4ボタンタイプと6ボタンタイプがあります。
スト6は弱中強の3種類×パンチキックの2種類で6つのボタンで操作するため、右親指ですべての攻撃ボタンが使えるようになります。
背面ボタンがあればより直感的に操作できる
ゲームパッドによっては背面にボタンが追加でついているモデルがあります。
背面ボタンは、他のボタンと同じ機能を割り当てられます。
コマンド入力がやりやすくなるほか、指を動かさなくてはいけない距離が短くなるため、反応速度が向上します。
背面ボタンのあるゲームパットで格闘ゲームの操作をもっとスムーズにしましょう。
スティック感度を調整してアケコンに近い操作が可能
格闘ゲームをプレイするとき、スティックの感度は重要な要素です。
スティックの感度が高すぎるとコマンド入力が難しくなります。逆に低すぎると反応速度が遅くなる上にニュートラルに戻す操作で遅延が出ます。
感度の調整ができるゲームパッドならば感度が合わないと感じたらすぐに調整できます。
「DualSense Edge」であればアケコンのように8方向操作が可能なので、コントローラーのスティック形状や設定の可否もチェックしてみましょう。
接続方法は有線がおすすめ
有線と無線のゲームパッドにはそれぞれメリットとデメリットがあります。
有線のゲームパッドは、USB端子に接続するだけで使えるので手軽で安定していますが、コードが邪魔になったり断線する場合もあります。
無線のゲームパッドは、Bluetoothや専用レシーバーで接続するのでコードレスで自由に動けますが、充電切れや遅延に注意する必要があります。
格闘ゲームでは、細かい操作や反応速度が求められるので、有線のゲームパッドがおすすめです 。
スト6でパッドは不利になる?メリット・デメリットは?
- ゲームパッドはボタン入力のスピードが早い
- 十字キーによって「66入力(前ステップ)」がレバーより早くて精確
- 操作音が静かで、ゲーム音を邪魔しない
- アケコンに比べるとかさばらないため収納しやすい
- 精密な操作はレバーレス(ヒットボックス)の方が得意
- 4ボタンだと弱・中・強が直感で分かりにくい
- トリガーに設定したボタンの反応はどうしても僅かに遅くなる
格ゲーをプレイする際、パッドとアーケードコントローラー(アケコン)のどちらを使うかは、個人の好みや慣れによって異なります。
ゲームパッドはアケコンと比較してボタン入力が早く、持ち運びや購入もしやすいです。
はっきり言ってしまうとアケコンに慣れていない方がわざわざアケコンを選ぶメリットはそこまでありません。
レバーがあるアケコンとパッドを比較した際に優位性はほとんどなく、好みの範疇です。
一方でレバーレスは明確に十字キーやレバーよりも移動ボタンによるメリットがあります。
スト6プロ「キチパ選手」によるパッドのメリット解説
- 十字キーとアナログスティックが両方使える
- 歩きガードがアケコンよりやりやすい
- アケコンよりも使用できるボタンが多い
格闘ゲーム「ストリートファイター6」のプロであるキチパ選手は、パッドを使ってプレイしており、動画内でパッドのメリットを解説しています。
パッドのメリットの一つは、十字キーとアナログスティックの併用です。例えば、後ろタメからの前入力で弾を打つガイルは、十字キーでタメを開始し、アナログスティックで前入力をすると、最速で弾を撃てます。
もう一つのメリットは、歩きガードがしやすいことです。歩きガードとは、移動しながら相手の攻撃を防ぐテクニックです。
パッドでは、アナログスティックを軽く前に倒して歩き、攻撃が来たら十字キーやレバーに比べて早く、後ろに倒してガードできます。
アケコンでは左手はレバーしか操作できませんが、パッドでは左手でスティックとL1,L2のトリガーを押せます。同時押しキーを割り当てるとワンボタンで同時押しの技が出せます。
動画内で紹介されていた、キチパ選手が使用しているパッドは以下のものです。
鉄拳シリーズプロデューサー「原田勝弘」によるコントローラーの有利不利解説
- 「鉄拳シリーズ」ではパッドの使用率が9割を越えている
- コントローラーの性能で強さが変動しないように気をつけている
- レバー操作が「ストリートファイター5」よりも多く、左手が忙しい
鉄拳シリーズのプロデューサーである原田勝弘氏が、動画で鉄拳シリーズにおいてパッドとアケコンについてどう考えているか説明しています。
現在鉄拳シリーズはパッドの使用率が9割を越えており、大多数の人がゲームパッドでプレイしています。
鉄拳シリーズはストリートファイターシリーズと違って、レバー操作で連続入力が必要なことが多く、スティックの操作が多いタイトルです。
多くのパッドが発売されていますが、鉄拳シリーズはパッドの性能で極端な差が出ないように調整されています。
パッドで極端な有利不利が発生しないように調整されているため、一番重視するべきなのは、自分の手に馴染むかどうか、自分の感覚に合うかどうかです。
スト6におすすめなコントローラーに関するよくある質問
- スト6ではパッドとアケコンのどちらが向いていますか?
-
自分の手に馴染むのが一番です。
現在はパッドを使用するプロプレイヤーも多く、特に若手プロプレイヤーほどパッド操作を好みます。
アケコンを使うプロプレイヤーはゲームセンター時代から利用しているという理由も多いため、結局は慣れているコントローラーで選ぶのが最適です。
- パッドのキー設定やカスタマイズはできますか?
-
パッドによります。
安価なモデルの場合、パッド側ではキー設定のカスタマイズはできないことが多いです。
その場合はゲーム側で設定する必要性が出てきます。
専用のドライバーを使用するモデルはパッド側で設定できる場合が多いため、事前にチェックしましょう。
また、対応するハードについても必ず調べておきましょう。
- パッドの種類やメーカーによって性能に差はありますか?
-
操作感度、ボタンの数、振動など追加機能の有無と多岐にわたります。
購入する前に自分にどんな機能が必要かしっかりと考えてから購入するようにしましょう。
- 有線と無線はどちらがおすすめですか?
-
有線をおすすめします。
無線の場合、どうしても遅延が発生してしまうため、コンマ数秒単位で操作が必要な格闘ゲームには不向きです。
カジュアルに遊ぶのであれば、コードが不要な無線パッドも手軽に使えるため選択肢に入りますが、本格的にプレイするならば有線がおすすめです。
スト6におすすめなパッド(コントローラー)選び方のまとめ
スト6はゲームパッド(コントローラー)で快適に遊べます。
ゲームパッドは色々な種類がありますが、どれも違った特徴があります。
自分に合ったゲームパッドを見つけるには、機能や価格を優先順位に応じて比較することが大切です。
おすすめモデルの振り返りはこちら!
- 11ボタンで細かく設定したいなら → DualSense Edge
- 前面6ボタンで安いモデルなら → ホリ ファイティングコマンダー
- 十字キーの性能重視&背面ボタン搭載 → Razer Wolverine V2 Chroma
- カスタムを追求&前面6ボタンモデルなら → Victrix Pro BFG
- 信頼性と拡張性を重視するなら → DUALSHOCK4
- PCで使える手頃なパッド → ロジクール F310r
以下の記事でアケコンのおすすめモデル・レバーレスコントローラーのおすすめモデルを紹介しているので、デバイス選びに悩んでいる方は合わせてチェックしてください。