国内ですでに手に入るようになったSteam Deckですが、遊べるゲーム・スペックが気になる方は多いでしょう。
携帯ゲーム機ながらゲーミングPCとして使えるため、通常のパソコンと同じようにWEBブラウザやYoutubeの閲覧ができます。
この記事では以下の内容を紹介しているので、スペックについて知りたい方はチェックしていきましょう。
- Steam Deck本体・ディスプレイのスペックは?
- Steam Deckはモニターで外部出力できる?
- ゲーミングPCと比較した場合のスペックは?
- Steam Deckの対応タイトルは?遊べないゲームはある?
以下の記事でSteam Deckの予約方法・購入方法を紹介しているので、そちらも参考にしてください。
Steam Deckのスペック・ディスプレイの詳細は?
CPU | Zen 2 4コア/8スレッド、2.4~3.5GHz |
GPU | 8 RDNA 2 CU、1.0~1.6GHz |
メモリ | 16 GB LPDDR5 |
ストレージ | 64 GB eMMC 256 GB NVMe SSD 512 GB高速NVMe SSD |
解像度 | 1280 x 800px |
リフレッシュレート | 60Hz |
重量 | 約669グラム |
公式から発表されているSteam Deckのスペックは上記の通りです。
Steam Deckは純粋な携帯ゲーム機ではなくゲーミングPCである点から、スペックは現行世代のエントリー最上位~ミドルスペックの入り口並のパワーがあります。
ただし液晶の解像度・リフレッシュレートは携帯ゲーム機相応となっています。
Steam Deckのストレージ容量はどれがおすすめ?
Steam DeckはSSD容量によって価格が異なり、同梱されるアイテムも変わってきます。
64GBではそもそもインストールすらできないタイトルがあるので、あまりおすすめできません。
256GBでも大規模なゲームをインストールしてしまえば容量の半分近くが埋まってしまうので、余裕を持って遊びたい方は最上位の512GBモデルが良いでしょう。
- モンスターハンターライズ:約30GB
- エルデンリング:約51GB
- Apex Legends:約55GB
- ARK: Survival Evolved:約120GB
ドックとの接続で外部出力は可能
- ドックは別売り(税込み14,800円)
- 外部ディスプレイに接続が可能
- 有線LANケーブルの接続が可能
- USB周辺機器・電源に接続が可能
Steam Deck公式ドックを介することによって、外部ディスプレイへの出力が可能です。
ドックの価格は14,800円で別売りとなっており、Steam Deckで配信・動画編集をしたいという方には必須のアイテムになるのは間違いありません。
また、Steam Deckは携帯ゲーム機であるもののPCでもあるため、USB機器を用いた拡張も可能となっています。
ゲーミングPCとSteam Deckのスペックを比較してみた
- CPU:Zen 2(4コア8スレッド)
- GPU:RDNA2
今回はSteam Deckに搭載されているCPUとGPUを最新ゲーミングPCと比較していきます。
上記はCPUのコア/スレッド以外はPS5と同等のスペックを持っているため、「PS5より少し下」というザックリとした認識で良いでしょう。
PS5と違い、Steam Deckは「純粋な携帯ゲーム機ではなくパソコンとして使える」という性質があるので、利便性は間違いなくPS5より上だと言えます。
グラボの性能は1世代前のミドルスペック並
Steam DeckにはPS5と同じAMD製のRDNA2GPUが採用されています。
グラフィックボードの性能は公式発表では「10.3TFLOPS」とデータ(情報元)を示し、「RTX 2080」並みと語られています。
しかしTFLOPSだけを提示されてもGPUの性能を測る指標には不十分であり、実態はRTX 2080ほどのスペックを持っていません。
1秒間に1兆回の演算を何回できるかというのを表す単位であり、PS4Proは4.2TFLOPSです。
Digital Foundryの検証によれば「RTX 2060super」程度かそれ以下と語られており、「RTX 2080」ほどのスペックはありません。
携帯ゲーム機としては破格の性能ですが、ゲーミングPCとしては時代遅れで物足りないスペックになっています。
ただしあくまでも20万円台の最新ゲーミングPCと比較した場合であって、価格を考えれば間違いなく破格の性能があります。
RTX2070はもはやBTOパソコンショップでは取り扱いの無いモデルなので、現行のRTXシリーズと比較すると以下のようになります。
確かにデータだけを見ると現行の「RTX 3060」に並ぶように見えますが、CPU性能が物足りない点・オーバークロックなどで負荷をかけられない点を考慮すると、もう少し全体的なベンチマークは下がると思われます。
最大解像度が720pに抑えられている点を考慮すると、確かに『エルデンリング』のような最新タイトルを快適に遊べるスペックがあるのは間違いないでしょう。
CPUの性能は1世代前のエントリー~ミドルの間程度
現行のCPUで近いモデルとしては、「Ryzen 3 3300X」が最も参考になるスペックでしょう。
CPUにはAMDから高性能モデルのZen2を採用していますが、4コア8スレッドとゲーミングPCにしては物足りないモデルとなっています。
Steam Deckの対応タイトルは?遊べないゲームはある?
- Steam Deckには「確認済み」「プレイ可能」「非対応」「不明」の互換性がある
- 「プレイ可能」はユーザーによる手動の調整が必要なタイトル
- 「非対応」は完全に遊べないタイトル(主にVRゲームなど)
- 「不明」は互換性がチェックされていないタイトル
Steam Deckは対応しているタイトルと、そうでないタイトルがあります。
IGN japanのSteam Deckレビューによると以下のような環境で遊べるため、パーツ単体で見た場合から下回る環境になってしまうのは注意すべき点です。
以下のページで互換性のあるタイトルが紹介されているので、そちらのページでチェックしてみましょう。
すでに購入しているタイトルの互換性は以下のページでチェックできるので、まずは手持ちのタイトルをチェックしてみましょう。
以下の記事で詳細な対応・非対応タイトルと、対応タイトルの調べ方について紹介しているのでそちらも参考にしてください。
Steam Deckのスペックに関するよくある質問まとめ
- Steam Deckはパーツを交換・拡張できる?
-
公式ではパーツの換装を推奨しておらず、本体の分解を行う必要があります。
また、SSDは一般的ではない2230サイズを採用している点からもほぼ交換はできないものだと思って良いでしょう。
- Steam Deckのパーツを交換したい場合どうすれば良い?
-
Valve公式からSteam Deckの分解動画が公開されているので、そちらを参考にしてみてください。
- Steam Deckを144fpsで遊ぶにはどうすれば良い?
-
Steam Deckのドックがあれば外部出力ができるので、144Hzモニターに繋げば高fpsで遊べるようになります。
Steam Deckのスペック・PCと比較した場合のスペックまとめ
Steam Deckは携帯ゲーム機でありながらゲーミングPCなので、スペックはエントリー~ミドルの間程度のパワーがあります。
重量級のタイトルを遊ぶには物足りないスペックですが、それでもインディーゲームや軽いアクションを遊ぶなら十分なスペックがあります。
「携帯できるゲーミングPC」という今までにないメリットがあるガジェットなので、革新を体感するためにゲットしてみるのも良いでしょう。
- Steam Deck本体・ディスプレイのスペックは?
- Steam Deckはモニターで外部出力できる?
- ゲーミングPCと比較した場合のスペックは?
- Steam Deckの対応タイトルは?遊べないゲームはある?
以下の記事でSteam Deckの予約方法・購入方法を紹介しているので、そちらも参考にしてください。