3DCG制作を快適に行えるPCに必要な予算は15万円程度です。
3DCG制作には負荷の高い作業が多く、スペックが不足するとレンダリング速度が遅くなるなど、ストレスの多い作業環境になってしまいます。
快適な環境で3DCG制作を行うなら、一般的なPCよりもハイスペックなクリエイターPCからモデルを選びましょう。
この記事では以下の内容を紹介しているので、気になるところからチェックしてみてください。
- なるべく安い3DCG制作用PCなら
└DAIV FX-A5G50 - クリエイターとして本格的に活動するなら
└DAIV FX-I7G70 - 最高の環境で3DCG制作するなら
└DAIV FX-A9G90 - ノートPCで3DCG制作するなら
└DAIV Z6
\価格・用途別に紹介!/
3DCG制作環境に必要なスペック解説(Blrender推奨スペック参考)
Blenderの動作環境
項目 | 最小動作環境 | 推奨動作環境 |
---|---|---|
CPU | 64ビット対応の4コアCPU | 64ビット対応の8コアCPU |
メモリ | 8GB | 32GB |
ストレージ | SSD 256GB | SSD 512GB以上 |
GPU | 2GBのRAMを持つGPU | 8GBのRAMを持つGPU |
解像度 | フルHD(1920×1080) | WQHD (2560×1440) |
上記は3DCGアプリとして最も利用者の多い「Blender」の公式サイトに掲載されている最小動作環境と推奨動作環境です。
最小動作環境は、現行のエントリーモデルのPCであれば十分に満たせるレベルです。
しかし、最小動作環境は動作が可能な程度のスペックであり、快適に3DCG制作ができないので参考にしないようにしましょう。
推奨動作環境では、現行のミドルレンジモデルのスペックが要求されており、現在のPCなら予算は15万円程度になります。
「Blender」を快適に動作するには、推奨動作環境以上のスペックを搭載したモデルを目安に、なるべくハイスペックなPCを選びましょう。
クリエイター向けの真の推奨スペックはこちら
項目 | パーツ詳細 |
---|---|
CPU | Core i7 12700K以上 Ryzen 7 5800X以上 |
メモリ | 32GB |
ストレージ | SSD 512GB以上 |
GPU | GeForce RTX 3060以上 Radeon RX 5700 XT以上 |
解像度 | 1920×1080以上 |
本格的に3DCG制作をするなら、CPUは6コア以上のモデル、GPUはGeForce RTX 3060 またはRadeon RX 5700 XT以上を目安に選びましょう。
CPUとGPUはレンダリング速度に影響するため、快適な環境で作業をするなら、できるだけハイスペックなモデルがおすすめです。
メモリに32GBを選ぶことで、複数のポリゴンやオブジェクト、テクスチャを含む複雑なシーンもスムーズに操作や編集が行えます。
3DCG制作では、動画などのデータが高精細なものほど保存に必要な容量が大きくなり、1つのプロジェクトだけで数GB以上の容量が必要です。
ストレージの容量は512GB以上を目安に、読み書きの速度が早いSSDを搭載したモデルを選びましょう。
作業の確認には高解像度のディスプレイが必要になるため、解像度が1920×1080以上のモデルがおすすめです。
メモリは16GB必要、できれば32GBを選ぼう
- 8GBは初心者向けで簡単な3DCG制作は可能
- 16GBは中級者以上向けでマルチタスクに対応
- 32GBは上級者向けで大規模の3DCG制作が可能
メモリの最低ラインは16GB、可能なら32GBにするべきです!
16GB以上のPCであれば、他のソフトを同時に使用することや、インターネットを利用しながらの3DCG制作もスムーズに進められます。
32GBであれば、より重たいソフトを同時に使用できるほか、3DCGのプロジェクトを複数同時に開くことも可能です。
メモリ容量が豊富なPCは、待ち時間を減少させ、さまざまなマルチタスクも快適に行えます。
快適に3DCG制作を行いたいなら、最低でも16GB、予算に余裕があるなら絶対に32GB以上のメモリを搭載したPCを選びましょう。
グラボなしPCは3DCG製作ができない
- レンダリング速度が大幅に遅くなる。
- 作成中の動画の確認が難しい。
- 使えない機能やエフェクトがある。
グラボのないPCではレンダリング速度が非常に遅くなるため、3DCG製作の大幅に効率が下がります。
作業中に映像を確認する際にも、グラボのないPCではプレビュー画面でカクつきなどが発生し確認が難しくなります。
「Blender」のような3DCG製作ソフトには、グラボがないと利用できない機能もあるため、快適に作業をするならグラボを搭載したPCを選びましょう。
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本格的な3DCG制作をするならノートパソコンは不向き
- シンプルな3DCG制作が可能
- 自由な場所で3DCG制作を楽しめる
- 他の周辺機器を揃えなくても作業できる
- 大規模なプロジェクトには向かない
- 長時間の作業に不向き
- 高度な作業を効率的に行えない
本格的に3DCG制作をするならデスクトップを選ぶべきです。
ノートパソコンは持ち運びに便利で使いやすい点が魅力ですが、同価格帯のデスクトップと比べるとCPUやGPUの性能が劣ります。
シンプルな3DCG制作ならノートパソコンでも可能ですが、デスクトップに比べて排熱性能も弱く、長時間の作業や大規模のプロジェクトには向いていません。
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3DCG制作におすすめなデスクトップパソコン一覧
3DCG制作におすすめなデスクトップパソコンを「最安値モデル・高コスパモデル・最高級モデル」の3つに分けて紹介します。
PCを購入する際の予算や使用する用途に合わせたモデルを選ぶことができます。
今回紹介するモデルの選定理由
- クリエイター向けPCを専門に取り扱っているショップから厳選
- 初心者・中級者・上級者別のおすすめモデル
- クリエイターPCの中でも購入しやすい価格帯
今回ご紹介するモデルは、BTOパソコンの取り扱い店の中でクリエイター向けPCを専門で販売しているショップから選んでいます。
「Blender」を快適に動作できる性能を持ち、マルチタスクにも強いモデルです。
なるべく安いモデルを探しているなら「DAIV FX-A5G50」
DAIV FX-I5G1B
このモデルのメリット・デメリットは?
- クリエイター向けPCの中でも最安値モデル
- ミドルクラスのCPU搭載
- ノートPCと比べて拡張性が高い
- メモリが16GBと物足りない容量
クリエイター向けPCの中でも最安値で、3DCG制作を始めたばかりの方や、趣味で楽しむ方におすすめのモデルです。
このスペックなら「Blender」を使ってモデリングやテクスチャリングなど基本的な3DCG制作を十分に行えます。
メモリが16GBと少し物足りない容量なので、32GBにカスタムすることでより快適な環境での作業が可能です。
基本的な3DCG制作には十分なスペックになっているので、短編の3Dアニメーション動画を制作したい方にもおすすめです。
コスパにこだわったモデルなら「DAIV FX-I7G70」
DAIV FX-I7G70
このモデルのメリット・デメリットは?
- クリエイター向けPCの中でも高コスパモデル
- 「Blender」の推奨スペックを満たす性能
- 32GBのメモリでマルチタスクも快適
- 最新ハイスペックCPU搭載
- 最安値モデルと比べると高価
クリエイター向けPCの中でもコスパが高く、「Blender」を本格的に使いたい方におすすめのモデルです。
このスペックなら、複雑なシーンのレンダリングや大規模な3DCG制作もカクつきなどなく快適に動作します。
大規模なゲームのキャラクターやアセット制作やVR・ARコンテンツ制作など、幅広く高度な3DCG制作が可能です。
「Blender」の機能を十分に活用できるスペックを搭載しているので、長編の3Dアニメーション映画を製作したいクリエイターにおすすめのモデルです。
最上級の環境で3DCG制作を楽しむなら「DAIV FX-A9G90」
DAIV FX-I9G90
このモデルのメリット・デメリットは?
- クリエイター向けPCのなかでもハイスペックモデル
- 最新ハイエンドクラスのCPU搭載
- 64GBの大容量メモリでマルチタスクもサクサク
- あらゆる3DCG制作作業も快適に動作
- クリエイター向けPCの中でも特に高価
ハイクラスのCPUとGPUを搭載しており、最高の環境で3DCG制作をしたい方におすすめのモデルです。
このスペックなら、「Blender」の機能を最大限に活用でき、まったくストレスを感じない環境で3DCG制作が行えます。
大規模な3D映画やゲームの制作やVR・ARコンテンツ制作、高度な合成作業など、どんな高度な3DCG制作作業も可能です。
あらゆる3DCG制作作業に対応可能なハイスペックモデルなので、高度な作業が必要なゲーム開発者やVFXや合成を必要とする映画や広告の制作者の方にもおすすめです。
3DCG制作におすすめなノートパソコン
一般的にノートパソコンは同価格のデスクトップPCに比べてCPUやGPUの性能が劣ります。
より快適な作業環境で「Blender」を使いたいならデスクトップPCを選びましょう。
ノートPCで3DCG制作を楽しむなら「DAIV Z6」
DAIV Z6
このモデルのメリット・デメリットは?
- 第12世代の高性能CPU搭載モデル
- 約1.59kgの軽さで持ち運びが快適
- 24時間365日無償電話サポートで安心
- 同価格のデスクトップに比べて性能が劣る
- 大規模な3DCG制作には不向き
高性能CPUを搭載した、ノートPCで3DCG制作を楽しみたい方におすすめのモデルです。
このスペックなら、「Blender」でシンプルなキャラクターや物体のリギングや、その動きをアニメーションとして再現する作業も快適に行えます。
基本的な3Dアニメーションを製作したい方や趣味で3DCG制作を楽しみたい方にもおすすめです。
より快適に作業を行いたい方は、購入時にカスタムしてメモリとストレージの容量を増やしておくと安心です。
3DCG制作の推奨スペック・おすすめPCに関するよくある質問
- 3DCG制作に最適なPCのスペックはどれくらい必要ですか?
-
快適に3DCG制作をするなら、ミドルクラス以上のCPUに加えてエントリークラス以上のグラボ、16GB以上のメモリが必要です。
解像度の高いモニターも作業の質を向上させます。
- デスクトップとノートPC、どちらが3DCG制作に向いていますか?
-
性能や拡張性を重視するならデスクトップがおすすめです。
スペースに制約がある場合はノートPCも選択肢として考えられますが、ノートPCの場合、高性能モデルを選ぶことが大切です。
- 3DCGソフトウェアの「Blender」はどんなスペックのPCで動きますか?
-
「Blender」の最小動作環境は比較的軽めですが、快適に作業を行うためには、推奨スペック以上の環境がおすすめです。
具体的には、ミドルクラス以上のCPUに加えてエントリークラス以上のグラボ、16GB以上のメモリを目安にしましょう。
- 予算が限られている場合、どの部品にお金をかければいいですか??
-
3DCG制作において、グラボは非常に重要になるため、予算が限られている場合にはGPUをできるだけ良いものを選ぶのがおすすめです。
次に、CPUやRAMのアップグレードを考えると良いでしょう。
\価格・用途別に紹介!/
3DCG制作の推奨スペック・おすすめPCのまとめ
「Blender」を快適に使えるPCの予算は最安値モデルで15万円程度です。
ノートパソコンは、同価格のデスクトップと比べて性能が劣るので、外出先で作業したいなど特別な理由がなければデスクトップを選びましょう。
メモリは快適な環境で作業するために重要な部品なので、最低でも16GB、余裕があれば32GB以上がおすすめです。
3DCG制作にはPCに高い負荷のかかる作業が多いため、快適に作業するなら、なるべくハイスペックなモデルを選ぶことをおすすめします。
- なるべく安い3DCG制作用PCなら
└DAIV FX-A5G50 - クリエイターとして本格的に活動するなら
└DAIV FX-I7G70 - 最高の環境で3DCG制作するなら
└DAIV FX-A9G90 - ノートPCで3DCG制作するなら
└DAIV Z6
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