MikuMikuDance(MMD)用のパソコンを選ぶ際には、グラボを搭載したクリエイターPC or ゲーミングPCを選びましょう。
MMDのような3Dアニメーションソフトウェアでは、多くのポリゴンやテクスチャをリアルタイムで描画する必要があり、グラボなしのPCでは使えません。
グラボのないPCでは、レンダリング速度が遅く、使えない機能もあるため、必ずグラボを搭載したPCを選びましょう。
モデル名 | 画像 | 価格帯 | スペック&パーツ構成 |
---|---|---|---|
JG-A5G6T | 約14万円 | CPU:Ryzen 5 4500 GPU:RTX 4060Ti メモリ:16GB | |
RM7C-R46-C | 約19万 | CPU:Core i7-14700F GPU:RTX 4060 メモリ:16GB | |
DAIV FX-I7G7S | 約35万円 | CPU:Core i7-13700F GPU:RTX 4070Ti メモリ:32GB | |
J6-A5G60GN-A | 約15万円 | CPU:Ryzen 5 7535HS GPU: RTX 4060 メモリ:16GB |
\価格・用途別に紹介!/
MMDの推奨スペック・必要PCスペック解説
パーツ | 必要スペック |
---|---|
CPU | 4C8T 3.5GHz以上のCPU |
メモリ | 記載なし |
ストレージ | HDD20MB |
GPU | GeForce9600GT以降 |
解像度 | 記載なし |
MMDは3DCGアプリとしては非常に軽く作られていますが、オブジェクトの数によってどんどん重たくなっていきます。
「VPVP wiki」のFAQページに記載されている推奨スペックは、2015年の情報が基となっており、現代の3Dモデリングやアニメーション制作にはスペック不足です。
記載されたスペックではMMDで快適に作業できない可能性があるので、PCを選ぶ際には、真の推奨スペックを参考にしましょう。
当サイトが考える真の推奨スペックはこちら
パーツ | 必要スペック |
---|---|
CPU | Core i5-12400 |
メモリ | 16GB以上 |
ストレージ | SSD:512GB以上 |
GPU | GTX 1660 SUPER |
解像度 | 1920×1080 |
MMDを快適に使うならゲーミングPC並みのスペックが必要です。
上記のスペックなら、多数のキャラクターモデルを素早く読み込み、複雑なエフェクトを使用しても、遅延のないリアルタイムプレビューが可能になります。
大規模なプロジェクトに挑戦したい方や、他のソフトを同時に使用したい方はメモリを32GBへアップグレードすることをおすすめします。
それでもMMD本体は非常に軽いため、現行のエントリークラスのゲーミングPCやクリエイター向けPCで十分に満たせるスペックです。
グラフィックボードは必要&VRAMを重視しよう
MMDを快適に使用するためにはグラボが必須となり、4GB以上のVRAMを持つグラボを選ぶことをおすすめします。
真の推奨スペックで紹介している「GTX 1660 SUPER」は手ごろな価格帯ながら6GBのVRAMを持つため、複雑なシーンにも十分に対応可能です。
グラボのVRAM容量は、シーンの複雑さや使用する素材の量に応じて重要性が増すので、選択時には十分な容量を持つグラボを選びましょう。
おすすめグラボ一覧
- RTX 2060 (6GB VRAM)
- GTX 1660 Ti (6GB VRAM)
- GTX 1660 SUPER (6GB VRAM)
- GTX 1660 (6GB VRAM)
- RX 590 (8GB VRAM)
CPUはシングルコアの性能を重視しよう
MMDを快適な環境で楽しむなら、シングルコア性能を重視してCPUを選ぶことをおすすめします。
MMDの多くの処理はシングルスレッドで行われるため、シングルコアの性能が高いほど、リアルタイムプレビューや高解像度のレンダリングをスムーズに行えます。
シングルコア性能の高いCPUを選ぶことで、MMD全体の動作が軽くなり、ストレスのない環境でアニメーション制作を楽しめます。
おすすめCPU一覧
- Ryzen 5 5600X
- Core i5-11400
- Core i5-12400
- Ryzen 5 3600XT
- Ryzen 5 4500
MMDはダウンロードしたモデルでストレージ容量をかなり使うので注意
ストレージ容量は最低でもSSD512GB以上、1TB以上のストレージがあると安心です。
MMDでは作業を進めていく中で、さまざまなモデルやアクセサリ、モーションデータをダウンロードすることになります。
高品質なモデルになると、1つで数百MBの容量が必要なものもあり、容量が少ないストレージではすぐに圧迫されてしまいます。
多くのモデルやアクセサリを楽しむためにも、十分なストレージ容量の確保しましょう。
MMD用のパソコンはノートPCでも良い?
- 外出先や移動中など自由な場所で作業できる
- 場所を取らず限られたスペースで作業できる
- ディスプレイなど他の機器を揃える必要がない
- 同じ価格帯のデスクトップに比べて性能が劣る
- 排熱性能が弱く長時間の作業に不向き
- 部品のアップグレードや追加が難しい
シンプルな動画の作成であれば、ノートパソコンでも問題ありませんが、より高度な作業や多数のキャラクターモデルを同時に使うならデスクトップがおすすめです。
ノートパソコンは好きな場所で作業ができる点や、デスクトップに比べて他の周辺機器を揃える必要がないことが大きなメリットです。
しかし、デスクトップと比べて排熱性能が低く、3Dレンダリングのような高負荷のかかる作業や長時間の作業には不向きです。
購入後にパーツのアップグレードも難しいので、快適にMMDを楽しむためにも最初からなるべくハイスペックなPCを選びましょう。
必要な予算はMMDで何をしたいかによって変わる
- シンプルなアニメーション制作:5~10万円
- 複数エフェクトを使ったアニメーション制作:10~20万円
- 高度なアニメーション制作:20万円以上
MMD初心者や趣味でシンプルなアニメーション制作を楽しむ場合には5~10万円程度の予算が必要となり、エントリーレベルのパソコンで十分対応できます。
MMDで複数のキャラクターやエフェクトなどを使った本格的なアニメーション制作をする場合は、10~20万円程度の予算が必要です。
高解像度のレンダリングや複雑なエフェクトを使ったアニメーション制作を行う場合には20万円以上の予算が必要です。
どんなアニメーションを作成したいかで予算が変わるため、ご自身の目的や予算に合わせてPCを選びましょう。
MMDにおすすめなパソコン&ゲーミングPC一覧
モデル名 | 画像 | 価格帯 | スペック&パーツ構成 |
---|---|---|---|
JG-A5G6T | 約14万円 | CPU:Ryzen 5 4500 GPU:RTX 4060Ti メモリ:16GB | |
RM7C-R46-C | 約19万 | CPU:Core i7-14700F GPU:RTX 4060 メモリ:16GB | |
DAIV FX-I7G7S | 約35万円 | CPU:Core i7-13700F GPU:RTX 4070Ti メモリ:32GB | |
J6-A5G60GN-A | 約15万円 | CPU:Ryzen 5 7535HS GPU: RTX 4060 メモリ:16GB |
ここでは、BTOパソコンショップの「ドスパラ」や「マウスコンピューター」、「フロンティア」で販売されるPCの中から、MMDにおすすめのモデルを紹介します。
BTOパソコンショップでは、ストレージやメモリなどをカスタムして注文できるので、自分好みのスペックのPCが購入できます。
今回紹介するモデルの選定理由
- 信頼できるモデル・ショップから厳選
- クリエイター向けPCを専門に取り扱っているショップ
- 公式の推奨スペックを上回る性能を持つモデル
- ゲーミング・クリエイターPCの中でも購入しやすい価格帯
今回ご紹介するモデルは、BTOパソコンの取り扱い店の中で人気の高いショップから選んでいます。
MMDの推奨スペック以上の性能を持ち、マルチタスクにも強いモデルです。
キャラクターやオブジェクト数にこだわるなら「RTX4060搭載PC」
NEXTGEAR JG-A5G6T
このモデルのメリット・デメリットは?
- 良コスパグラボ「RTX 4060 Ti」で快適動作
- 高度なエフェクトや複雑なモーションにも対応可能
- 大容量1TBの高速SSDで大規模プロジェクトも快適
- 最安値モデルに比べて高価
最新の高性能GPUを搭載した、MMDで高度なエフェクトや大量のキャラクターを同時に使いたい方におすすめのモデルです。
最大8GBのVRAMを持つ「RTX 4060 Ti」を搭載しており、MMDを高い解像度、高フレームレートでスムーズに動作させることができます。
このスペックなら、高解像度のテクスチャや多数のオブジェクトを含むシーンでも、リアルタイムでのプレビューやレンダリングが可能です。
複雑なモーションデータや複数のキャラクターを使ったアニメーション制作が可能なので、MMDの機能を最大限に活用したい方におすすめです。
>>公式サイトで『NEXTGEAR JG-A5G6T』の詳細を見る
高性能なCPUとGPUが搭載されたPCでMMDを楽しむなら「RTX 4060搭載PC」
GALLERIA RM7C-R46-C
このモデルのメリット・デメリットは?
- 予算を抑えてMMDを使いたい人に最適なモデル
- MMDの基本的なアニメーション制作に対応
- 読み書き速度の速いSSD搭載でPC動作が快適
- 高度な作業にはスペック不足
- CPUのシングルコア性能が低い
性能と価格のバランスに優れたGPU「RTX 4060」とCore i7のCPUの高性能なPCでMMDを楽しみたいか方におすすめのモデルです。
基本的なモーションやダンスアニメーションなど、シンプルなアニメーションをスムーズに製作できます。
複数のキャラクターやオブジェクトを配置する際にも、クスチャの解像度などグラフィック設定を調節することで、問題なく動作します。
MMDの基本的な作業を快適に行えるので、初心者の方や趣味でアニメーション制作を楽しみたい方におすすめのモデルです。
最高性能CPUなら最高の環境で楽しめる「RTX4070 SUPER搭載PC」
DAIV FX-I7G7S
このモデルのメリット・デメリットは?
- 高性能CPU・GPU搭載のハイスペックマシン
- 高度な作業もストレスなく動作可能
- 大規模プロジェクトでも快適な作業環境
- 最高の環境でMMDを楽しめる
- シンプルなアニメーション制作するだけならハイスペックすぎる
高性能のCPU「Core i7-14700KF」を搭載した、最高の環境でMMDを楽しみたい方に最適なモデルです。
高性能CPUに加えて、ハイクラスのGPU「RTX 4070 SUPER」を搭載しているため、MMDを滑らかかつ最高の品質で使用できます。
高度なシェーディングやリアルタイムでの複雑なアニメーションプレビュー、大量のキャラクターを同時に扱う場面でも、ストレスのない環境で作業が可能です。
最高の環境でアニメーション制作が可能なので、MMDを本格的に使いたい方や高品質なアニメーションを作成したい方におすすめです。
ノートパソコンでMMDを楽しむなら「RTX4060搭載PC」
NEXTGEAR J6-A5G60GN-A
このモデルのメリット・デメリットは?
- 高度な作業にも対応可能な高性能ノートパソコン
- 144Hzの高リフレッシュレートに対応
- 1TBのSSD容量で、大量のMMDデータを保存可能
- 同性能のデスクトップと比べて高値
ミドルクラスのGPU「RTX4060」を搭載した、MMDをノートパソコンで楽しみたい方におすすめのモデルです。
144Hzの高リフレッシュレートに対応したディスプレイは、動きの激しいモーションやリアルタイムプレビューを滑らかな映像で表示します。
このスペックなら、リアルタイムの高品質プレビューや高解像度でのレンダリングも問題なく行えます。
ノートパソコンながら高度なMMD作業が可能なスペックなので、外出先でアニメーションを製作したいクリエイターの方にもおすすめです。
>>公式サイトで『NEXTGEAR J6-A5G60GN-A』の詳細を見る
MMDの推奨スペック・おすすめPCに関するよくある質問
MMDを快適に動作できるスペックは?
当サイトの考えるMMDの真の推奨スペックは以下の通りです。
- CPU: Core i5-11600K以上
- メモリ: 16GB以上
- ストレージ: SSD 512GB以上
- GPU: GTX 1660 SUPER以上
- 解像度: 1920×1080
現行のエントリークラスのゲーミングPC or クリエイター向けPCであれば十分に満たせるスペックです。
MMD用のPCにグラボは必要?
必要です。
グラボのないPCでは、レンダリング速度の低下や画質の低下、プレビューの遅延などが発生し、ストレスの多い環境になります。
高品質なモデルやエフェクトを使用する場合、グラボの性能がMMDの動作に大きく影響するため、必ずグラボを搭載したPCを選びましょう。
ストレージはHDDよりもSSDの方がいい?
MMDを快適な環境で楽しみたいならSSDがおすすめです。
SSDはHDDに比べて読み書き速度が非常に速いため、アプリケーションの起動時間短縮やデータの迅速な読み込みが可能です。
モデルやテクスチャの読み込みやレンダリング時など、大量のデータを扱うシーンで、ストレスのない環境で作業できます。
デスクトップとノートパソコンはどっちがいい?
高負荷な作業や長時間MMDを使いたいならデスクトップがおすすめです。
デスクトップはカスタマイズ性や冷却性能に優れているため、高度な作業や長時間な作業に向いています。
ノートパソコンは、自由な場所でMMDを楽しめることが最大の利点ですが、同じ価格帯のデスクトップに比べて性能が劣ります。
より本格的にMMDを楽しむならデスクトップがおすすめです。
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MMDにおすすめなパソコンと推奨スペックのまとめ
MMDを快適に楽しむならグラボを搭載したPCが必須です。
PCのパーツを選ぶ際には、グラボのVRAMやCPUのシングルコア性能、ストレージの容量を重視して選びましょう。
公式の推奨スペックは2015年の情報になっているので、現在では快適に動作しない可能性があります。
当サイトの考える真の推奨スペックを参考に、快適な環境でMMDを楽しみましょう。
- なるべく安いMMD用PCなら
└GALLERIA RM5R-G60S - MMDを本格的に活用するなら
└GALLERIA RM5C-R46 - 最高の環境でMMDを楽しむなら
└DAIV FX-I7G70 - ノートPCでMMDを使うなら
└GALLERIA XL7C-R46
\価格・用途別に紹介!/