「ゲーム実況をはじめよう!」といざ思い立っても、配信プラットフォームやゲームハードが飽和している今の環境ではさまざまな方法があります。
この記事では以下の悩みを抱えている方に向け、絶対に迷わないゲーム実況配信のやり方・はじめ方を解説していきます。
以下の悩みを解決できます!
- 漠然とゲーム実況配信をはじめたいと思っている
- 自分にあった実況配信のやり方を知りたい
- どんなゲーム実況配信をすれば伸びるのか知りたい
ゲーム実況をはじめようと考えている方へ向けた導入として、ゲーム実況のスタイルについて、そのスタイルに合わせた配信方法を解説しています。
以下の内容を解説しているので、気になるところから記事をチェックしていきましょう。
皆が検索しているキーワード
「ゲーム実況配信 収益化」「ゲーム実況配信 やり方」
「ゲーム実況配信 著作権」
今からゲーム実況配信を始めて収益化できるほど人気になれる?
YouTubeやニコニコ動画の配信実況は単純な人口が多く、喋りやゲームが上手い実況者でも埋もれてしまいかねない環境にあるのは間違いありません。
ただし、「人気になる方法」を間違えなければ人気になれるチャンスがあります。
特にYouTubeはGoogleの検索結果や関連動画などがあるため、工夫をすれば新人でも見つけてもらえる仕組みになっています。
SNSの活用や、タグ機能の利用、目を引くアイキャッチの作成などは全プラットフォーム共通の必須テクニックです。
裏を返せば、やり方を知らずに漫然と動画を上げているだけでは人気が出ないとも言えます。
ゲーム実況のやり方(配信スタイル)を考えよう
ゲーム実況とひとことで言ってもジャンルやスタイルは多種多様で、そのジャンルやスタイルで配信方法や配信サイトが変わってきます。
まずは自分がどんなゲームを配信をしたいのか、どんなスタイルで配信したいのかを考えましょう。
以下の3点について、自分の気持ちをカッチリと固めてみると配信のやり方が見えてきます。
- 配信実況をするにあたって何を「ウリ」にするのか
- どんなゲームをプレイしてどんな人に見てもらうのか
- 他の人と比較して違うところはあるのか
これらのイメージをしっかりと固めておけば、配信サイト選び・配信機材選び・配信するゲーム選びもスラスラと浮かび上がってくるはずです。
配信サイト選びを例に挙げると、自分が考えた「見て欲しい人」がたくさんいる場所に飛び込んでいけば良いだけなのです。
広告のマーケティングと同じで、「どんな人に見てもらうか」を意識するだけで視聴者は確実に増えていきます。
「見て欲しい人」に「見たいもの」をぶつければ、視聴者が自分の実況配信に価値を感じてくれて、いち視聴者からファンになってくれます。
逆に言えば「見たくないもの」をぶつけてしまえば視聴者離れを起こしてしまう危険性があるので、実況チャンネルを作りたての時期は注意しましょう。
以下の記事でYouTubeの登録者数1000人を目指す基本的なテクニックを紹介しているので、そちらも参考にしてください。
実況配信のスタイルを考えよう
主な実況配信の種類
メリット | デメリット | おすすめな シーン | |
---|---|---|---|
生声実況 配信 | ・誰しも気軽に 挑戦できる ・ゲームジャンルを 問わない | ・ゲームの腕前や 声質によって 人気が左右される | ・初めて配信に挑戦する ・ゲームの腕前や声質に 自信がある |
顔出し 配信 | ・キャラクター性を 強く打ち出せる ・リアクションが 伝わりやすい | ・挑戦のハードルが 少し高い ・イメージが固定される | ・顔やキャラクター性に 自信がある ・ホラーゲームや アクションゲームを 配信したい |
もっともポピュラーな方法で、生声を配信に載せつつゲームをプレイするスタイルです。
ゲームの腕前や声質によって人気が左右されるスタイルですが、誰しも気軽に挑戦できる上にゲームジャンルに関わらず相性が良いので王道と言えます。
ハードルは高いものの、自分の顔を覚えてもらえばそれがシンボルとなり、強烈な個性となります。
声のみの配信よりもリアクションを直に伝えられるので、アクションゲームやホラーゲームなどの配信との相性は抜群です。
キャラクター性を強く打ち出せるのは顔出し配信ですが、逆に言えばイメージが固定されてしまう可能性もあります。
もちろんこの他にも「読み上げソフト配信」「VTuber」といった種類がありますが、それらは尖った手法と言えるので明確な目的があればそれらのスタイルでも良いでしょう。
実況配信するゲームを考えよう
大前提として、実況配信するゲームを考えましょう。
ゲームによって必要な機材や、向いている配信サイトが変わってくるので最初だけはしっかりと絞り込んでおくと後々の視聴者獲得にもつながります。
例えばプレイの1ジャンルとして人気な「RTA(リアルタイムアタック)」を例に挙げると、Twitchやニコニコ生放送だと人気が高いジャンルです。
一方でYouTubeはさほど人気ではなく、動画のアーカイブを残す場所として使うユーザーが多いサイトです。
このように特定のジャンルを遊ぶなら、それぞれに合った配信サイトが存在します。
- YouTube → あらゆるジャンルが人気で視聴者数が最大
- ニコニコ生放送 → 企画系・縛りプレイなど、視聴者と一体になって遊ぶ配信が人気
- Twitch → FPS・TPS・RTS・MOBAなど競技性の高いジャンルの人気が高い
ただし特定のジャンルしか遊ばないような縛りをつくってしまうと、何のための趣味か分からなくなってしまいます。
明確かつ戦略的に視聴者や広告収入を獲得しようと考えてなければ、ジャンルやスタイルを指定しないゲーム実況も良いでしょう。
配信するゲームの著作権を侵害してはいけない
ゲームのタイトル、ゲームを配信して良いかどうかは異なります。
任天堂のガイドラインを例に挙げると、個人かつガイドラインを守っていれば収益化した上でも配信して良いとされています。
配信サイトによってもガイドラインが異なるので、その点も要チェックです。
ニコニコ動画を例に挙げると、任天堂のゲームを実況するなら「任天堂ゲーム配信」のタグを設定する必要があります。
ゲームの販売元による制約の例としては、「アトラス」が有名です。
『ペルソナ5』ではアトラスが配信できるエリアを決めており、超過すると最悪の場合は法的措置をとられる可能性があります。
ゲームメーカーを守るためにも、配信者としての権限を守るためにも、著作権は絶対に破ってはいけません。
著作権対策についてまとめた記事も用意しているので、ゲーム実況を始める前に以下の記事からゲーム実況と著作権の関係について学びましょう。
ゲーム実況配信はハードによって配信方法が異なる
ここからはゲーム実況配信の配信方法について解説していきます。
ハード・プラットフォームごとに実際の始め方を紹介するので、自分にあった項目をチェックしましょう。
ただし回線が良くないと配信自体ができないため、高い回線速度や安定性のある環境で配信をするべきです。
回線が遅すぎて乗り換えを検討している方・引っ越し先の回線を悩んでいる方は「NURO光」「auひかり」の2社がおすすめです。
国内で2強と呼ばれるほどの回線品質を提供しており、ゲーム実況配信に必要な回線品質と安定性を両立しています。
以下の記事で契約の注意点・キャンペーン・実際の回線速度・ユーザーの評判を1つの記事にまとめているので、気になる回線業者の情報をチェックしてみましょう。
以下の記事ではNURO光とauひかりを含めた実況配信向け回線をおすすめ順で紹介しているので、回線速度でお悩みの方は必見です。
PCを使ったゲーム実況配信の始め方
- 機材はPCとマイクだけでOK
- FPSなどを実況配信するならグラフィックボード搭載のゲーミングPCが必要
- 家庭用ゲーム機も遊ぶならキャプチャーボードが必要
PCを使ったゲーム実況はもっとも簡単なスタイルであり、PCゲームを配信画面上に指定して映すだけで実況ができます。
PCをもともと持っていれば機材の費用もさほどかからないので、手軽にPCゲームを配信できます。
「キャプチャーボード」というPCにゲーム機の映像を送る機材を用意すれば、PS4・Switchといった家庭用ゲーム機だけではなくスマホアプリも配信可能になります。
PCゲーム以外も配信したいという方はキャプチャーボードを用意しましょう。
ただしPC版『Apex Legends』のようなFPS・TPSゲームを実況配信するなら性能の高いゲーミングPCが必要です。
具体的にはグラフィックボード(GPU)とCPUの性能が求められるため、一般のPCでは実況配信できません。
以下の記事でゲーミングPC・ゲーミングノートPCの選び方を解説しているので、そちらも参考にしてください。
スマホ(iPhone・Android)を使ったゲーム実況配信の始め方
- 機材はPCとスマホが必要
- 綺麗な映像を配信するならキャプチャーボードも必要
- スマホ単体で配信できるサイトもある
スマホ(iPhone・Android)を使ったゲーム実況には2通りの方法があり、PCから「キャプチャーボードを使う方法」「ミラーリングアプリを使う方法」があります。
キャプチャーボードを使うと綺麗な映像を配信に載せることができ、スマホのスペックや回線環境に関わらず配信が可能です。
ミラーリングアプリは回線速度の高いWifi環境を用意する必要があり、画質の劣化やラグがあるのでキャプチャーボードを用意できない方向けの方法です。
以下の記事でスマホ向けの配信方法を解説しているので、スマホ実況を始めたいと考えている方は要チェックです。
家庭用ゲーム機(PS4/PS5・Switch)を使ったゲーム実況配信の始め方
- PCとゲーム機とキャプチャーボードが必要
- 家庭用ゲーム機ならどれも同じ配信方法
- PS4/PS5ならブロードキャスト機能があるのでPC無しでも配信可能
PS4/PS5・Switchを使った配信には「キャプチャーボード」というPCにゲーム機の映像を送る機材が必要になります。
キャプチャーボードの最低価格は1万円ほど、平均的な機材は2万円ほどの価格になるので、学生にとっては少しハードルが高めです。
配信用のPCも必要なので、一から機材やPCを揃えるとなると少なくとも10万円近くの費用が必要です。
そのかわりキャプチャーボードを使える環境さえ整えてしまえば、あらゆるゲーム実況を行えるようになるため、自由度はもっとも広いと言えます。
キャプチャーボードを使ったNintendo Switchの配信方法については以下の記事で解説しているので、家庭用ゲーム機配信の参考にしてください。
PS4には「ブロードキャスト機能」が搭載されているため、キャプチャーボードを使用せずとも配信が可能です。
もっとも費用を抑えられますが、機能はあまり優れていません。
ゲーム実況を始めるために必要な機材一覧
必要な機材 | 概要 |
---|---|
配信用PC | ・PCがあれば、高品質の実況配信が可能 ・FPS・TPSゲームなど高い処理能力が求められるゲームには ゲーミングPCが必須 ・一般のPCなら6万円~10万円 ゲーミングPCなら10万円~30万円程度の価格 |
キャプチャー ボード | ・PCとキャプチャーボードがあれば ほぼすべての配信方法を利用可能 ・価格は1万円~3万円 ・必ずパススルー機能を搭載している製品を選ぶべき |
マイク | ・ゲーム実況の要となるデバイスであり 音質が悪いと視聴者離れにつながる ・音質にこだわるなら コンデンサーマイクがおすすめ(5,000円~3万円程度) |
ヘッドホン イヤホン | ・音漏れによるハウリングをさせないために 必要なデバイスです ・安物でも問題ないが FPSゲームには音質の良いヘッドホンが必須 |
モニター | ・実況配信をする際には デュアルモニターがおすすめ ・キャプチャーボードのパススルー機能を使うなら 2枚は必須 |
配信に必要な機材をまとめると、上記の通りです。
PCを持っていないと配信できるサイトやゲームが一気に減ってしまうため、本格的に配信するなら配信用PCは必須です。
家庭用ゲーム機を実況配信するならPCとキャプチャーボードが必要になり、PS4だけの実況配信ならPS4単体でも配信できるので必要な予算は大きく変わります。
キャプチャーボードがあれば家庭用ゲーム機だけではなく、スマホアプリも配信できるので一気に配信の幅を広げてくれます。
上記の機材についてさらに深く掘り下げた記事も用意しているので、これから機材を揃える方は参考にしてください。
以下の記事では2台のPCで配信を行う「2PC配信」について解説していますので、こちらも参考にしてください。
ゲーム実況配信のやり方・始め方のまとめ
まずはゲーム実況をはじめる前に自分のやりたいことをハッキリさせ、どんなゲーム実況配信をしたいか考えましょう。
そうすれば必要となる機材や、自分に合った配信サイトが見つかるようになります。
配信するゲームのジャンルや配信サイトによっては視聴者のつき方が変わってくるので、自分の配信を見てもらうターゲットを絞り込むのは重要です。
ただし考えすぎても楽しめなくなるので、自分が楽しむことを大前提として配信スタイルを探していきましょう。