Stable Diffusionで快適に画像生成を行うなら、ローカル環境かつVRAM12GB以上のグラボを搭載したデスクトップ型PCが必須となります。
PCスペックについてはグラボのVRAM量が最も重視され、ゲーム用の描画性能の高いモデルが必要です。
この記事ではローカル環境でStable Diffusionを使うためのPCの必要スペックについて解説し、おすすめのクリエイター向けPCも紹介していきます。
- Stable Diffusionの推奨スペック・動作要件
- グラボなしPCは絶対に避けるべき理由とは?
- Stable Diffusion用にノートパソコンを使っても良い?
- Stable Diffusionおすすめパソコン一覧
Stable Diffusionの推奨スペック・動作要件
項目 | 推奨動作環境 |
---|---|
CPU | 最新モデルのAMDまたはIntel CPU |
メモリ | 16GB |
ストレージ | 256GB以上 |
GPU | 少なくとも8GBのGDDR6メモリ搭載のGeForce RTX GPU |
解像度 | 512 × 512 の3倍アップスケール |
Stable Diffusionで最も重視されるパーツがグラフィックボードであり、ローカル環境ではVRAM量によって生成速度と最大解像度が決まります。
具体的にはVRAM12GB以上の「RTX3060」のようなグラフィックボードが必要になります。
OSについてはWindows OSでの動作を想定して作られており、Mac OSはおすすめしません。
公式にサポートされているグラフィックボードもNVIDIAのRTX・GTXシリーズのみであり、AMDのRadeonもサポートされていない点は注意しましょう。
クリエイター向けの真の推奨スペックはこちら
項目 | パーツ詳細 |
---|---|
CPU | Intel Core i5以上 |
メモリ | 16GB以上 |
ストレージ | SSD 1TB以上 |
GPU | RTX3060,RTX4070,RTX4080,RTX4090 |
Stable Diffusionを使うためにはCPUやメモリにはあまりこだわる必要がなく、重要なのはGPUの性能です。
高解像度の画像を生成したいなら、効率的で快適に作業ができるゲーミングPCやクリエイターPCから選びましょう。
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CPU性能はあまり重視されない
- あくまでもグラボで動作するアプリなのでCPUは重視されない
- Core i5~i7相当であれば十分快適に動かせる
- CPUについてはAMDやIntelによる差も特に無い
Stable Diffuisionの画像生成はCPUをあまり使用しない作業なので、基本的には直近世代のモデルなら問題ありません。
ただしStable Diffusionを動かしている間に他のソフトで作業を行いたい場合、マルチタスク用にCPUの性能にもこだわりましょう。
AIイラストはグラボのVRAMが最重要・グラボなしPCは無理
- 低いGPUの性能では画像処理のスピードが大幅に落ちる
- グラボがあれば1枚1分の生成速度が1枚あたり数十分の生成速度になってしまう
- VRAM12GB以下ではデータ学習に影響が出る
Stable Diffusionは画像処理をおこなうため、グラフィックボード(グラボ)が最重要です。
グラボなしPCの場合は処理速度が大幅に落ち、生成速度に数十倍の差が生まれてしまいます。
AIイラストは呪文と呼ばれるプロンプトを駆使し、試行錯誤をする作業なので生成速度が遅い環境は致命的です。
自分好みの画像を短時間でたくさん生成したい方はVRAM12GB以上のグラボを選ぶことをおすすめします。
Stable Diffusion用にノートパソコンを買うのはおすすめしない
- ノートPC用のグラフィックボードはVRAMの搭載量が少ない
- ノートPCでは処理速度が大幅に落ちる
- エアフローの関係から長時間放置する作業に向かない
ノートPCはデスクトップPC用のグラフィックボードに比べてVRAMの搭載量が少ないため、画像生成をする際の生成速度や最大解像度が劣ります。
主流になるモデルで最大8GBなので、24GBなどのVRAMを搭載できるデスクトップモデルに大きく差がつきます。
Stable Diffusionを使ってたくさん生成をしたい、データ学習を繰り返してより高度な生成をしたい場合にはデスクトップPCをおすすめします。
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Stable Diffusion用おすすめデスクトップパソコン一覧
- VRAMを12GB搭載した最安値のモデルなら
「RTX3060搭載PC」 - より高いスペック&あらゆるパーツがハイスペック
「RTX4070搭載PC」 - 現行最上級のVRAM24GB搭載モデル
「RTX4090搭載PC」
この項目では予算・用途に合わせておすすめするデスクトップPCをご紹介していきます。
予算をかければ高スペックなPC環境を用意できるので満足度の高いことは間違いありませんが、自分のやりたいことなど用途を考えつつ選ぶための参考にしてください。
今回紹介するモデルの選定理由
- サイトやモデルの信頼性・安全性の高さで選定
- クリエイターパソコンに強いショップ
- 公式の推奨スペックよりも高い性能
- 購入しやすい価格帯
おすすめモデルの選定理由として、まずは信頼性や安全性が高いモデルに絞っております。
Stable Diffusion向けのクリエイターパソコンに強いショップの中から、公式の推奨スペックよりも高い性能のモデルを選んでおります。
Stable Diffusionを楽しめる最安値モデル「RTX3060搭載PC」
NEXTGEAR JG-A5G60
このモデルのメリット・デメリットは?
- VRAM12GBを搭載している最安値のゲーミングPC
- ゲーミングPCなのでPCゲームもしっかり遊べる性能
- カスタマイズできる箇所が限られている
「RTX3060」を搭載したモデルを探している方にはこちらのゲーミングPCがおすすめです。
RTX3060はVRAM12GB搭載なので、画像生成もデータ学習も快適に行えます。
12GBのVRAMを搭載したゲーミングPCの中で最安値のモデルなので、なるべく予算を抑えて画像AIを楽しみたい方に最適のモデルです。
ゲーミングPCなのでPCゲームも快適に楽しめるスペックがあり、このPC1台で様々な楽しみ方ができます。
>>公式サイトで『NEXTGEARJG-A5G60』の詳細を見る
より高いスペック・拡張性で選ぶなら「RTX4070搭載PC」
DAIV FX-I7G70
このモデルのメリット・デメリットは?
- 高いグラフィック処理能力と大容量のHDDを実現
- メモリも32GBと大容量
- ハイスペックながら高いコストパーフォーマンス
- 最安値のモデルと比較して予算が一気に上がってしまう
「DAIV FX-I7G70」はマウスコンピューターが販売するクリエイター向けのデスクトップPCです。
グラフィックボードのVRAMは12GBとRTX3060と同等ですが、RTX4070ではメモリ技術がGDDR6Xにアップデートされているのでより高度な処理が可能です。
単純にグラフィックボードの性能が上がっているため、PCゲームはもちろん3DCG制作やAI動画の生成も可能になります。
メモリも32GBなのでStable Diffusionの利用はもちろん、マルチタスクでの動画編集や画像編集も安心の性能です。
予算に余裕があって長持ちするデスクトップPCを買いたい、ハイスペックなPCを使ってたくさん高画質な画像処理がしたいと考える方に特におすすめです。
最上級の環境でAIイラストを生成するなら「RTX4090搭載PC」
DAIV FX-I9G90
このモデルのメリット・デメリットは?
- メモリ容量64GB、ストレージ2TBと大容量のため処理速度や性能はパーフェクト
- 3Dグラフィック性能が進化しており、画像処理マシンとして申し分ない
- 後々の増設などにも対応できる拡張性の高さ
- 製品がハイスペックのため価格が高い
「DAIV FX-A9G90」は、マウスコンピューターが販売するハイスペックなクリエイター向けデスクトップPCです。
「現行最上級の高いグラフィック処理能力」と「大容量のストレージ」で長く使い続けることができ、現行のクリエイター向けPCとして究極のスペックがあります。
VRAMについてはRTX3060の2倍を誇る24GBを搭載しており、ゲーミング用途のグラボではこのモデル以上は存在しません。
長く使えるクリエイター向けのPCが欲しい、予算に糸目をつけずにとにかく高解像度&生成速度を重視したい方におすすめです。
Stable Diffusionの推奨スペックに関するよくある質問
- Stable DiffusionはWeb上で動かすのとローカルで動かすのはどちらがいいの?
-
圧倒的にローカル環境がおすすめです。
ローカル環境では自身のPC依存で生成できますが、Web環境ではPCスペックを活かせません。
グラフィックボードを搭載しているPCなら絶対にローカル環境で生成しましょう。
- Stable DiffusionはノートPCでは動かせない?
-
ノートPCでもVRAMを8GB搭載したグラフィックボードがあれば画像生成はできます。
ただしスペックの上限が低い点、放置作業に向かない点、コスパも悪い点からおすすめしません。
- 推奨スペックを満たせないとどうなる?
-
GPUが推奨スペックより低い場合、VRAMの容量不足で以下のような事例が発生する可能性があります。
- 画像生成時にエラーになる
- 高解像度の画像を生成できない
- 自身の環境で学習モデルを作成できない
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Stable Diffusionの推奨スペック・おすすめPCのまとめ
\ 価格・用途別に紹介! /
Stable Diffusion公式サイトには推奨スペックが紹介されていますが、マルチタスクを意識するなら「真の推奨スペック」をもとに選ぶのが正しい買い方です。
この記事で紹介したおすすめPCは「真の推奨スペック」を満たしており、さらにカスタマイズも可能です。
グラボの有無で1枚あたりの生成速度が数十分も変わってくるため、かならずVRAMを12GB以上搭載したモデルから選びましょう。
- Stable Diffusionの推奨スペック・動作要件
- グラボなしPCは絶対に避けるべき理由とは?
- Stable Diffusion用にノートパソコンを使っても良い?
- Stable Diffusionおすすめなデスクトップパソコン一覧
- VRAMを12GB搭載した最安値のモデルなら
「RTX3060搭載PC」 - より高いスペック&あらゆるパーツがハイスペック
「RTX4070搭載PC」 - 現行最上級のVRAM24GB搭載モデル
「RTX4090搭載PC」
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