VTuberとして活動している方、これからVTuberとして活動してこうと考えている方は、防音や音漏れについて考える必要があります。
防音をしないままでいると、騒音問題で隣人トラブルになってしまう恐れもあります。
この記事ではVTuberがやるべき音漏れ対策を難易度別に紹介し、おすすめの防音室についても解説していきます。
以下の記事でVTuberに必要な機材を紹介しているので、そちらも参考にしてください。
配信者・VTuberがやるべき音漏れ対策・防音の種類とは?どんな方法がある?
この項目では、配信者・VTuberがやるべき音漏れ対策を難易度別に分けて紹介していきます。
集合住宅やアパートなどでは、配信者の音漏れは隣人との騒音トラブルに発展してしまう事例が多く見受けられます。
まずは自分にできる音漏れ対策・防音を行いましょう!
【難易度低】吸音材・遮音材を貼る
この方法のメリット・デメリット
- 安く音漏れ対策をすることができる
- 取り外しがしやすい
- 完璧な防音にはならない
- 部屋によっては使いづらい
吸音材は凹凸の形をしたウレタンなどの素材で、部屋の中の音を吸収してくれる効果を持ちます。
吸音材は部屋の壁に貼るだけで音漏れ対策になりますが、防音効果はやや低めです。
設置する部屋によっては吸音材を使いにくい場面もあり、切って使うなどの工夫が必要です。
【難易度中】レンタル防音室の利用
この方法のメリット・デメリット
- 工事が不要で防音室が手に入る
- レンタルの場合買い切りよりも値段が安い
- 現在は予約待ちが多い
- ものによってはレンタルを中止しているものもある
レンタル防音室を利用すると、防音室をそのまま購入する場合よりも安く防音室を導入できます。
しかし現在レンタル防音室は予約待ちが多い状況となっており、借りれる用意なるまでにはかなりの時間がかかります。
有名な簡易防音室の「だんぼっち」を購入するための予算は、サイズの小さいもので99,800円、大きいもので151,000円になります。
【難易度高】防音工事を行う
この方法のメリット・デメリット
- 防音性能は最も高い
- 持ち家向き
- 賃貸では不可能
- 最も費用がかかる
音漏れ対策は防音工事を行うのが一番防音効果が高く確実な方法です。
防音工事では遮音材や吸音材を壁の中に埋め込むことで防音室を作る工事を行います。
そのため、一度壁を撤去するなどの大掛かりな工事が必要で難易度は高いです。
また、工事費用も高額な上、賃貸物件ではできない点についても注意しましょう。
配信者・VTuberが使っているおすすめ防音室
この項目では、配信者・VTuberに人気の高い防音室を紹介します。
信頼性の高いモデル・評判の高いモデルから選定して紹介しているので、防音室選びの参考にしてください。
おすすめ防音室の選定理由
- 使用者の多さ
- レビューの多さによる信頼度
- 遮音性・吸音性による防音性能(どのくらいのdbがカットできるか)
- 施工のタイプ(組み立て式か工事が必要か)
- 組み立て式の場合、組み立てやすさ
- 価格と性能のコストパフォーマンス
有名配信者などが購入・レンタルしている防音室は配信者自身がレビューしていることも多いため、その点もチェックしておくと参考にすることができます。
また、防音室はなにより「どれだけ音漏れを防げるか」が重要な要素です。
そのため、具体的にどの程度dbがカットできているかを確認することで防音性能を確認して選ぶことができます。
組み立て式や施工タイプなどの違いも、賃貸物件で導入できるかどうかにも関わる重要な選定理由の一つなので忘れずに確認しておくようにしましょう。
島村楽器 OTODASU
島村楽器 OTODASUのメリット・デメリット
- 工具不要で組み立て可能
- プラスチックダンボールのため水にも強い
- 換気口がついている
- 1つのパーツが大きいため組み立てが難しい
- 壁に比べて床や天井の防音性能が低い
島村楽器の「OTODASU Ⅱ」は、プラスチックダンボールで構成される防音室です。
組み立て式の防音室となっており、工具不要で組み立てることができます。
防音性能は20~25dbの遮音効果があり、付属の吸音材を周囲の壁に貼っておくことで更に防音効果を高めることができます。
通常のダンボールとは違い、プラスチックダンボールでできているため水をこぼしてしまったときなどにも強い防音室となっています。
価格は119,900円となっており、レンタル防音室の中では平均的な価格です。
VTuberなどの配信者にはもちろん、すぐに組み立てて使いたいという方におすすめの防音室です!
Amazonで販売されている以下の製品は吸音材ですので、価格だけを見て間違えないようにしましょう。
ヤマハ AVITECS CEFINE
ヤマハ AVITECS CEFINEのメリット・デメリット
- 壁・床・天井すべてに遮音性能がある
- ドアを2つ付けることができる
- 設置が大変
- 価格が高い
ヤマハの防音室「AVITECS CEFINE」は、本格的な防音室を使用したいという方におすすめの防音室です。
平均50dbもの音を遮音する効果があり、音の大きい楽器の演奏にも使える防音室です。
また、壁だけでなく床や天井にも遮音性能があるため、部屋から漏れる音は最小限になっています。
注意点としては設置が大変なことと、防音室の中では高額になる点です。
レンタルサービスを使うことで導入費用を下げることができます。
楽器を使うような配信をする方におすすめの防音室です!
だんぼっち
だんぼっちのメリット・デメリット
- 価格が安い
- 防音室の種類が豊富
- それぞれのパーツが大きいため組み立てが難しい
- ダンボール製なので水に濡れる
だんぼっちは最も有名な防音室の一つで、はじめて防音室を導入しようと考えている方におすすめの防音室です。
だんぼっちは様々なサイズがあるので、配信だけでなく様々な用途に合わせて使用できます。
他の防音室に比べて価格が安く、導入しやすいことも特徴の1つです。
だんぼっちは中〜高音の防音性能が高いため、歌に対する音漏れ対策として導入されている配信者も多いです。
歌枠多めの配信者・VTuberにおすすめの防音室となっています!
だんぼっちはAmazonで販売しているので、手軽に購入できる点でもおすすめです。
実際に配信中の音量はどのくらい出ている?調べる方法は?
スマホの騒音計アプリを使用することで、配信中にどのくらいの音量が出ているのかを確認することができます。
iPhoneでは「デシベルメーター」、Androidでは「騒音測定器」のようなアプリがあります。
部屋の中だけではなく、部屋の外やベランダから計測してみるとどのくらい部屋から音漏れしているのかを確認することができます。
dbと騒音の関係性は次の通りです。
db | 音の大きさの目安 |
---|---|
20~50 | 日常生活で出る音 |
60~70 | チャイムや掃除機の音 |
80 | ピアノの音・地下鉄の車内 |
90 | 大声・工場内の音 |
100~ | 聴覚機能に異常が出るレベル |
配信中における音漏れ対策・防音室のよくある質問
吸音材・防音室に関するよくある質問を紹介します。
吸音材と防音材の違いはなんですか?
防音材は防音対策のために使う材料すべてを指します。
そのため、吸音材は防音材の1つです。
他の防音材として、遮音材や防振剤などが挙げられます。
遮音と吸音の違いを教えて下さい
遮音は「音を遮り、音の振動を通過させないようにすること」です。
対して吸音は「音を吸収する」ことを指します。
遮音が音を抜消させず反射する意味に対して、吸音は音を抜けさせて反射させない意味を指します。
吸音材だけでは音漏れしてしまう場合はどうしたらいいですか?
吸音材だけでは、音が壁を抜けてしまうため遮音材との併用をしてみましょう。
遮音材をすることで、音が部屋の中に反射し吸音材で音を小さくすると防音性能は上がります。
配信者・VTuberがやるべき音漏れ対策・おすすめ防音室のまとめ
今回は、配信者やVTuberに向けて音漏れ対策の必要性や防音の種類を解説してきました。
難易度別に防音の種類をおさらいしておきましょう。
- 【難易度低】吸音材・遮音材を貼る
- 【難易度中】レンタル防音室の利用
- 【難易度高】防音工事を行う
隣人や周囲の方に気を配ることも配信者として大切です。
今回紹介した防音の方法やおすすめの防音室を導入することで、安心して配信を続けることにもつながります。
トラブルなく快適に配信をするためにも音漏れ対策は十分にしておくようにしましょう!
以下の記事でVTuberに必要な機材を紹介しているので、そちらも参考にしてください。